餃子の丸岡の通販は送料無料になる?損しない買い方と送料の攻略方法

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餃子の丸岡の通販は送料無料になる?損しない買い方と送料の攻略方法
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宮崎県都城市が誇るソウルフード、餃子の丸岡。あのシャキシャキとした独特の食感が恋しくて、通販でお取り寄せを検討している方も多いのではないでしょうか。

でも、いざ注文しようとして気になるのが「送料」のことですよね。北海道や沖縄への発送だと高くなるのかな、とか、楽天やAmazonなら送料無料で買えるんじゃないか、といった疑問を持つのは当然のことです。私自身、家族で食べるために少しでもお得に手に入れたいと思い、送料の仕組みや安く買う方法がないか徹底的に調べてみました。

  • 公式通販には送料無料の条件がなく地域別送料がかかる理由
  • 楽天やAmazonでの販売実態と転売品のリスク
  • ふるさと納税を活用して実質的にお得に購入する方法
  • 消費期限4日の生餃子を美味しく保存・調理する裏技
目次

餃子の丸岡の通販が送料無料にならない理由と送料一覧

餃子の丸岡の通販が送料無料にならない理由と送料一覧
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結論から言うと、餃子の丸岡の公式通販には、よくある「〇〇円以上で送料無料」といったサービスが存在しません。これは少し残念に感じるかもしれませんが、それには丸岡ならではの「品質へのこだわり」という理由があるんです。

公式通販に送料無料の条件は存在しない

ネットショッピングに慣れていると、つい「5,000円以上買えば送料無料になるかな?」とか「何パックセットなら送料込みかな?」と期待してしまいますよね。私も最初はそう思ってサイト中を探し回りました。

しかし、結論をはっきりお伝えします。餃子の丸岡の公式通販には、購入金額や数量にかかわらず、「送料無料」になる条件は一切存在しません。

これは一見すると不親切に感じるかもしれませんが、実は丸岡が頑なに守り続けている「あるポリシー」と、驚異的なコストパフォーマンスの裏返しでもあるんです。なぜ送料が必ずかかるのか、そしてそのコストを払ってでも買う意味があるのか、その背景を深掘りしてみましょう。

なぜ丸岡は「送料無料」をやらないのか?

最大の理由は、丸岡の餃子が冷凍食品ではなく、消費期限わずか4日の**「生餃子」**であるという点に尽きます。

一般的な冷凍餃子であれば、常温よりもコストはかかりますが、長期保存が効くため物流の調整がしやすい側面があります。しかし、丸岡の「生餃子」は、製造された瞬間から劣化との戦いが始まります。お客様の手元に届くまで、厳密に温度管理された「冷蔵(チルド)便」を使い続ける必要があり、ここには一切の妥協が許されません。

また、丸岡の餃子は1個あたり約31円(50個入り1,550円)という、原材料費が高騰する現代においては奇跡的とも言える低価格を維持しています。もしここで企業側が送料を負担してしまうと、この商品価格を維持することは不可能でしょう。つまり、「商品価格に送料を上乗せして見かけ上の送料無料にする」ような小細工をせず、商品代金と配送コストを明確に分けている、ある種とても誠実な価格設定だと言えるのです。

「高い」と感じる送料の正体(クール便と梱包品質)

「それにしても送料が高い…」と感じる方もいるかもしれません。特に遠方だと商品代金と同じくらいの送料がかかることもあります。

しかし、届いた荷物を見るとその理由が分かります。丸岡の餃子は、外気の温度変化から商品を守るために、厚手の発泡スチロールに入れられ、十分な量の保冷剤と共に発送されます。私たちが支払っている送料には、単なる運送賃だけでなく、この「品質を守るための厳重な梱包資材費」と「クール便の特殊料金」が含まれているのです。

丸岡の命であるキャベツのシャキシャキ感は、温度変化に非常に敏感です。この送料は、単なる移動コストではなく、「鮮度という品質の一部」を購入していると考えるべきでしょう。

地域別送料の詳細と「10パックの法則」

では、具体的にどれくらいの送料がかかるのか、そしてどうすれば「送料負け」せずに済むのかを見ていきましょう。送料は「地域」と「パック数(荷物のサイズ)」で決まります。

餃子の丸岡 公式通販 送料一覧(税込)

スクロールできます
送り先地域1~3パック4~5パック6~10パック1パックあたり送料
(10パック注文時)
九州・中国1,148円1,402円1,736円約174円
四国・関西1,250円1,504円1,838円約184円
中部・北陸1,352円1,605円1,939円約194円
信越・関東1,555円1,809円2,143円約214円
東北1,759円2,013円2,347円約235円
北海道2,166円2,420円2,754円約275円
沖縄1,454円2,013円2,652円約265円

この表から読み取れる残酷な事実は、北海道や沖縄の方が1パック(1,550円)だけ注文すると、商品代金よりも送料の方が高くなってしまう(送料2,000円超え)という逆転現象です。これではさすがに心理的なハードルが高すぎますよね。

そこで重要になるのが、私が勝手に呼んでいる「10パックの法則」です。

送料攻略のカギは「最大積載量」にあり!
丸岡の通販では、1つの荷物(1個口)で送れる最大量が「10パック(500個)」までと決まっています。

表の右端を見てください。例えば関東へ送る場合、1パックだけ買うと送料1,555円がそのままのしかかりますが、10パックまとめて買えば送料は2,143円。これを10人で割れば、1人あたりの送料負担はわずか214円まで下がります。

自分一人で500個は無理でも、職場の同僚、ママ友、親戚に声をかけて「共同購入」を企画するのが、丸岡を最も賢く利用する戦略です。

【注意】「11パック」の罠に気をつけて!
気合を入れて「11パック」注文してしまうと、荷物が2つ(10パック+1パック)に分かれてしまい、送料が2倍近くかかってしまいます。
注文する際は、必ず「10パック単位」で区切ることを強くおすすめします。

楽天やAmazonの販売状況と転売リスク

楽天やAmazonの販売状況と転売リスク
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「公式サイトでいちいち住所を入力するのは面倒だし、いつも使っている楽天やAmazonでポチッと買いたい」

その気持ち、痛いほど分かります。私も楽天経済圏で生活しているので、ポイントが貯まる・使えるモールで買い物を完結させたい派です。特にAmazonプライム会員だと「送料無料」が当たり前になっているので、公式通販の送料を見るとどうしても割高に感じてしまいますよね。

しかし、餃子の丸岡に関しては、大手ECモールでの購入は絶対に避けてください。そこには、「少しでも安く買いたい」「便利に買いたい」という心理につけ込む、深刻なリスクが潜んでいるからです。

公式の販売チャネルは「自社オンラインショップ」のみ

まず大前提として、餃子の丸岡はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールには一切出店していません。

今の時代、販路を広げるためにモール出店するのが定石ですが、なぜ丸岡はそれをしないのでしょうか?それは、彼らが「生餃子」というデリケートな商品の品質管理に命をかけているからです。自社の目の届かない物流倉庫や配送システムに商品を委ねてしまい、万が一温度管理に不備があれば、ブランドの信頼である「味」が損なわれてしまう。そういったリスクを排除するために、あえて自社直販(と、信頼できる自治体のふるさと納税)に絞っているのです。

Amazonで見かける商品は「高額転売」の可能性大

「でも、Amazonで『餃子の丸岡』って検索したら商品が出てきたよ?」

そう思った方、要注意です。Amazonなどで見かけるその商品は、公式とは無関係の第三者が出品している「転売品(無在庫転売)」である可能性が極めて高いです。これらを購入することには、金銭的な損だけでなく、健康衛生上のリスクさえ伴います。

転売品に潜む3つの危険なトラップ

  • 価格が異常に高い
    本来1パック1,550円の餃子が、3,000円~5,000円といった法外な価格で販売されています。「送料込み」に見せかけていますが、実際には公式の送料以上に高いマージンが上乗せされています。
  • 「クールチェーン」の断絶リスク
    転売業者は、一度自宅などで商品を受け取り、それを再梱包して発送するケースがあります。この過程で、要冷蔵の生餃子が常温にさらされていたら…と想像すると恐ろしいですよね。品質劣化どころか、食中毒のリスクすら否定できません。
  • トラブル時の保証ゼロ
    「中身が崩れていた」「酸っぱい匂いがする」といったトラブルがあっても、丸岡公式のサポートは一切受けられません。

「消費期限4日」が転売によってさらに縮む恐怖

さらに恐ろしいのが「時間」の問題です。丸岡の餃子の消費期限は、製造日(発送日)を含めてわずか4日間しかありません。

正規ルート(公式通販)であれば、工場から直送されるため最短日数で届きます。しかし転売品の場合、「業者への配送」+「業者からの再発送」というプロセスを経るため、どうしても+1日~2日のタイムラグが発生します。

このタイムラグは致命的です。最悪の場合、「届いたその日が消費期限」だったり、ひどい時には「届いた時点で消費期限切れ」というケースもあり得ます。「高いお金を払って、腐りかけの餃子を買う」ことにならないよう、必ず公式サイトを利用することを強くおすすめします。

楽天検索で陥りやすい「送料無料」の誤解

楽天市場ユーザーも注意が必要です。楽天の検索窓に「餃子の丸岡」と入力すると、検索結果には宮崎県の他の有名店(例えば「餃子の馬渡」や「黒豚餃子」など)がずらりと表示されます。

これらは楽天の検索システム上、「関連性の高い商品」として表示されているのですが、サムネイル画像だけを見て「あ、丸岡の餃子があった!しかも送料無料だ!」と勘違いして購入してしまう方が後を絶ちません。

もちろん、馬渡さんも宮崎を代表する素晴らしい餃子店ですが、味や食感(特にもっちり系の皮など)は丸岡の「薄皮シャキシャキ系」とは全く異なります。「丸岡のあの味が食べたい」と思って注文したのに別のものが届いては、どんなに美味しくても満足度は下がってしまいますよね。

見分け方のポイント
楽天市場やYahoo!ショッピングで「送料無料」と書かれている宮崎餃子は、基本的に「丸岡ではない」と判断して間違いありません。丸岡の餃子が欲しい場合は、検索結果に惑わされず、公式サイトへ直行するのが正解です。

ふるさと納税なら実質送料無料で購入できる

「送料に1,000円以上払うのは、どうしても抵抗がある…」

その気持ち、本当によく分かります。商品価格と同じくらいの送料を払うのは、なんだか損をした気分になりますよね。そんな送料アレルギーの私たちが、唯一、笑顔で丸岡の餃子をお取り寄せできる「正規の裏ワザ」が存在します。

それが、宮崎県都城市への「ふるさと納税」です。

ただ、ここでひとつ重要なお知らせがあります。ニュースなどでご存知の方もいるかもしれませんが、2025年10月の制度改正により、ふるさと納税を取り巻く環境が少し変わりました。以前のような「ポイント長者」になることは難しくなりましたが、それでもなお、ふるさと納税が丸岡の餃子を最も安く手に入れる手段であることに変わりはありません。その理由と、最新の賢い買い方について解説します。

制度改正後も揺るがない「実質2,000円」のメリット

ふるさと納税の最大の魅力は、ポイント還元があろうとなかろうと、「税金の控除」という根本的な仕組みにあります。

例えば、都城市に寄付をして返礼品として餃子を受け取る場合、手続きをすれば寄付額のうち2,000円を超える部分が翌年の税金から控除されます。つまり、実質的な自己負担額はたったの2,000円で済むのです。

通常購入 vs ふるさと納税(関東在住の例)

  • 通常通販の場合
    商品代(1,550円) + 送料(1,555円) = 約3,105円の出費(戻ってこないお金)
  • ふるさと納税の場合
    寄付額(例:12,000円) - 税金控除(10,000円) = 実質2,000円の出費

ご覧の通り、ポイントがつかなくなった現在でも、普通に買うよりもふるさと納税の方が財布の痛み(最終的な持ち出し)が圧倒的に少ないんです。この2,000円の中に「商品代」も「クール便の高額な送料」もすべて含まれていると考えれば、依然として実質送料無料かつ商品自体も格安という事実に変わりはありません。

※控除上限額は年収や家族構成によって異なります。必ずシミュレーションを行ってください。制度の正確な情報は総務省のふるさと納税ポータルサイトで確認しましょう。(出典:総務省)

2025年10月以降の「新・攻略法」

「でも、楽天などのポイント還元がなくなったんでしょ?」

その通りです。以前のようにポータルサイト独自のキャンペーンで10%〜20%のポイントをもらうことはできなくなりました。しかし、抜け道がないわけではありません。これからの時代は、以下の2つの方法で「お得度」を高めるのが正解です。

ポスト・ポイント還元時代の戦い方

  • ① クレジットカードのポイントは対象外!
    サイト独自のポイント還元は禁止されましたが、「決済に使用するクレジットカード会社のポイント」は禁止の対象外です。例えば、還元率1.2%のリクルートカードなど、高還元のカードで決済すれば、その分のポイントはしっかりと受け取れます。チリも積もれば山となるので、現金振込ではなく必ずカード決済を選びましょう。
  • ② サイトによる「寄付額」の違いをチェック
    ポイント合戦が終わった今、注目すべきは「寄付額そのもの」です。実は同じ返礼品でも、利用するサイト(Amazonふるさと納税、自治体公式サイトなど)によって、必要な寄付額が低く設定されている場合があります。少しでも少ない寄付額で同じ餃子を手に入れるために、複数のサイトを見比べるのが新しい常識になりつつあります。

返礼品選びの落とし穴。「丸岡」指名買いの鉄則

最後に、申し込みの際には一つだけ重大な注意点があります。

宮崎県都城市は「肉と焼酎のまち」として知られ、餃子の激戦区でもあります。ふるさと納税サイトで「都城市 餃子」と検索すると、丸岡以外にも「餃子の馬渡」や「黒豚餃子」など、数多くの魅力的な餃子がヒットします。

ここでやりがちなミスが、写真だけ見て「宮崎餃子食べ比べセット」のような詰め合わせを選んでしまうことです。こういったセット商品に、必ずしも丸岡が入っているとは限りません。丸岡は他社とのコラボよりも単独でのブランド展開を重視している傾向があるため、セット品には含まれていないことが多いのです。

必ず商品名を確認してください!
返礼品を選ぶ際は、商品名にハッキリと「餃子の丸岡」と書かれているものを選択してください。また、丸岡の餃子は都城市の返礼品の中でもトップクラスの人気を誇るため、年末の駆け込み需要の時期などには「品切れ(受付停止)」になることも珍しくありません。「受付中」の文字を見つけたら、迷わず申し込むのが鉄則です。

クレジットカードや代引きの手数料は無料

クレジットカードや代引きの手数料は無料
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「送料も高い上に、決済手数料まで取られたらたまらない…」

通販を利用する際、最終確認画面で加算される「手数料」にイラッとした経験はありませんか?しかし、ここで朗報です。送料に関しては一切の妥協を見せない厳格な丸岡ですが、決済手数料に関しては、驚くほどユーザーファーストで優しい条件を用意してくれています。

これは、高額な送料に対する一種の「バランサー」のような役割を果たしており、トータルコストで考えると非常に重要な意味を持ちます。詳しく見ていきましょう。

「手数料ゼロ」で買える2つの最適解

無駄なコストを1円も払わずに購入するためには、以下の2つの支払い方法から選ぶのが鉄則です。

  • クレジットカード決済(クロネコwebコレクト)
    JCB、VISA、Master、AMEX、Dinersなど主要なカードに対応しています。ヤマトフィナンシャルの決済システムを利用しているため、セキュリティ面も万全。もちろん手数料は無料で、カード会社のポイントも貯まるため、経済的には最も合理的な選択肢です。
  • 代金引換(現金払い)
    商品到着時にドライバーさんに現金を支払う方法です。ここが丸岡の凄いところなのですが、通常330円〜かかる代引き手数料を、丸岡側が全額負担してくれます。

特に強調したいのが「代引き手数料無料」の価値です。一般的な食品通販では、送料を安く見せる代わりに代引き手数料をしっかり徴収するケースが少なくありません。しかし丸岡は、ネットでのカード入力に不安がある方や、現金管理派の方のために、あえてコストを被ってくれているのです。

絶対に避けるべき「損する支払い方法」

一方で、選ぶだけで損をしてしまう支払い方法も存在します。特別な事情がない限り、以下の方法は避けることを強くおすすめします。

【要注意】コンビニ後払い・銀行振込の落とし穴

① コンビニ後払い(クロネコ代金後払い)
最もコストがかかるのがこの方法です。請求書の発行手数料(約200円〜)がかかるだけでなく、ショップの設定によっては決済金額に応じたパーセンテージの手数料が加算される場合もあります。送料が高い丸岡で、さらに数百円の手数料を上乗せするのは賢い選択とは言えません。

② 銀行振込(先払い)
こちらはコストだけでなく「時間」のロスも発生します。振込手数料が自己負担になる上、お店側での「入金確認」が完了するまで発送作業が止まってしまいます。消費期限が短い生餃子だからこそ、スムーズな発送を妨げる銀行振込は相性が悪いと言えます。

送料が高くても手数料無料なら「トータル」で考える

「送料1,000円オーバーは高い」と感じるかもしれませんが、ちょっと視点を変えてみましょう。

もし他店で「送料800円+代引き手数料330円」だった場合、合計配送コストは1,130円になります。一方、丸岡で「送料1,148円+代引き手数料0円」なら、その差額はわずか18円です。

つまり、「送料単体」で見ると高く見えますが、「手数料込みの配送コスト」で比較すると、意外と他社と変わらない水準に収まることが多いのです。

丸岡が代引き手数料を無料にしている背景には、「送料はお客様の負担になってしまう分、せめて決済の手間賃は我々が持ちます」という、実直な企業姿勢が表れているように思います。注文の際は、迷わず「クレカ」か「代引き」を選んで、賢くコストをカットしましょう。

関西の店舗は閉店し現在は九州のみ展開

「通販の送料が高いなら、近くのお店に買いに行けばいいじゃない」

そう考えるのは当然のことです。実際、丸岡の餃子の発祥地である宮崎県では、スーパーの惣菜コーナー感覚で、夕飯のおかずとして店舗に買いに行くのが日常風景です。送料0円で、しかも製造直後の超新鮮な生餃子が手に入るわけですから、これ以上の贅沢はありません。

しかし、現在の店舗ネットワークについて、特に九州エリア外にお住まいの皆様には、少し残念な(そして重要な)現実をお伝えしなければなりません。

九州は「丸岡パラダイス」。主要都市に店舗あり

現在、餃子の丸岡が実店舗を展開しているのは、本拠地である九州エリアのみです。具体的には以下の4県に直営店を構えています。

  • 宮崎県(都城本店、宮崎市内各店など圧倒的な店舗数)
  • 鹿児島県(鹿児島市、姶良市など)
  • 熊本県(熊本市内に複数店舗)
  • 福岡県(福岡市、春日市、久留米市など)

これらの地域にお住まいの方、あるいは旅行や出張で訪れる予定がある方は、超ラッキーです。店舗に足を運べば送料は一切かかりませんし、保冷バッグを持参すれば、最高のお土産を最も安く購入できます。「九州旅行のついでに丸岡を買って帰る」というのは、クーラーボックスを持参するドライバーたちの間では割と知られた裏技でもあります。

2023年春、関西エリアからの完全撤退

かつては、九州だけでなく関西(大阪・兵庫)にも店舗がありました。「昔、大阪の茨木で買ったことあるよ!」という方もいらっしゃるでしょう。私も関西の友人が帰省土産に買ってきてくれた時のことをよく覚えています。

しかし、この関西店舗網は2023年3月30日をもって全店閉店となり、完全に撤退してしまいました。

かつて存在し、現在は閉店した店舗(関西エリア)

  • 大阪府:茨木店、布施店、池田石橋店、高槻店
  • 兵庫県:尼崎潮江店

閉店の理由は諸説ありますが、やはり「生餃子」という極めて消費期限が短い商品を、品質を落とさずに九州から関西へ毎日供給し続ける物流コストの増大や、人員確保の問題などが背景にあるのではないかと推測されます。いずれにせよ、現在、関西以東のエリアで丸岡の餃子を店頭販売している場所は一箇所も存在しません。

関西在住の方へ:類似店にご注意を
店舗があった場所の近くを通ると、「まだあるかな?」と期待してしまうものですが、残念ながらもうありません。Googleマップなどで検索しても「閉業」と出るはずです。現在、関西で「丸岡」の名前を見かけるとしたら、それは公式通販からの配送か、誰かのお土産以外にはあり得ません。今後は、潔く「公式通販」か「ふるさと納税」に切り替えるのが、最も確実な入手ルートとなります。

実店舗で買うなら「予約」は絶対条件

「じゃあ九州に行った時に買おう!」と意気込んでいる方へ、一つだけアドバイスがあります。それは、「丸岡の人気を甘く見てはいけない」ということです。

丸岡の店舗は、基本的に「売り切れ次第終了」のスタイルです。その日に販売する生餃子の数は決まっており、夕方に行っても「本日は完売しました」の看板が出ていることが日常茶飯事です。特に週末や連休中などは、午前中で棚が空っぽになることも珍しくありません。

せっかく交通費をかけてお店まで行ったのに、手ぶらで帰るのは悲しすぎますよね。確実に手に入れるためには、以下の2つの行動が鉄則です。

  • 午前中の早い時間に来店する
    開店直後であれば在庫は豊富です。地元の常連さんも午前中に買いに来る方が多いです。
  • 電話で事前予約をしておく(推奨)
    これが最も確実です。事前に電話で「〇日の〇時頃に、餃子〇パック取りに行きます」と伝えておけば、取り置きをしてくれます。これなら夕方に行っても確実に受け取れますし、レジでのやり取りもスムーズです。

店舗でも保冷対策は必須
店舗で購入する場合も、持ち歩き時間を聞かれます。長時間(夏場など)持ち歩く場合は、有料の保冷剤や保冷袋を購入することになります。もし車で行くなら、自宅からクーラーボックスと強力な保冷剤を持参すると、余計な出費を抑えつつ、鮮度をキープしたまま持ち帰ることができますよ。

餃子の丸岡の通販を送料無料以上に楽しむ保存テク

餃子の丸岡の通販を送料無料以上に楽しむ保存テク
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送料がかかるとしても、やっぱり丸岡の餃子が食べたい。そう思わせるだけの魅力がこの餃子にはあります。ここからは、届いた餃子を最大限に楽しむためのテクニックをご紹介します。

1個あたりの値段と50個入りのコスパ

「送料が高い」というネガティブな要素を吹き飛ばし、多くのリピーターを惹きつけてやまない最大の理由。それが、餃子の丸岡が誇る「圧倒的なコストパフォーマンス」です。

丸岡の餃子は、基本的に「50個入り」の大容量パックで販売されています。価格は、税込みで1パック1,550円。電卓を叩いてみると分かりますが、なんと1個あたり31円です。

今の時代、コンビニのホットスナックでも餃子はもっと高いですし、スーパーのチルド餃子と比べても遜色のない価格設定です。しかし、通販の場合はここに「送料」が乗っかってきます。「送料込みだと結局高くなるんじゃない?」という疑念を晴らすために、シビアな計算をしてみました。

【徹底検証】送料込みでも「1個35円」は実現可能か?

関東エリア(送料2,143円※10パック時)にお住まいの方が注文すると仮定して、購入パック数による「実質単価(送料込み)」の推移をシミュレーションしてみましょう。ここには驚くべき「価格の境界線」が存在します。

関東へ配送した場合の1個あたり単価比較(税込)

スクロールできます
購入数商品代金送料(関東)総支払額1個あたり単価
1パック
(50個)
1,550円1,555円3,105円約62.1円
5パック
(250個)
7,750円1,809円9,559円約38.2円
10パック
(500個)
15,500円2,143円17,643円約35.3円

この表から分かる事実は2つあります。

  • 1パック買いは損をする:商品代よりも送料が高いため、単価が62円まで跳ね上がります。これでも美味しい餃子としては許容範囲ですが、丸岡本来のお得感は薄れてしまいます。
  • まとめ買いで「激安」に化ける:10パック購入した場合、送料込みでも1個約35円まで下がります。これは、送料というコストを大量の商品数で希釈できるからです。

外食チェーンと比較しても圧倒的勝利

では、この「送料込み単価 35.3円」はどれくらい安いのでしょうか。私たちが普段利用する有名外食チェーンの餃子と比較してみます。

  • 某大手中華チェーンA店:1個あたり約50円〜60円
  • 某人気ラーメン店B店:1個あたり約70円〜80円
  • デパ地下の点心売り場:1個あたり約100円〜

いかがでしょうか。外食で食べる餃子の半額近い値段で、自宅でプロの味を楽しめる計算になります。たとえ送料に2,000円払ったとしても、500個単位で買えば、トータルでは「外食するより数万円単位で節約できる」という見方もできるのです。

送料は「高品質な食材への投資」と思えば安い
丸岡の餃子の安さは、「安かろう悪かろう」ではありません。使用しているのは、国内契約農家のキャベツ、国産の豚肉、国産のニンニクといった厳選素材ばかり。

通常、国産素材こだわった餃子を通販で買うと、1個60円〜100円するのが相場です。丸岡がこの価格を実現できているのは、「店舗直販・自社工場直送」という中間マージンを排除したビジネスモデルのおかげです。送料を払ってでもお釣りが来るレベルの品質であることは間違えないです。

50個入りという「壁」を乗り越える価値

「安いのは分かったけど、50個(あるいは500個)も食べきれないよ…」

そう思う方もいるでしょう。しかし、丸岡ファンにとって50個は「あっという間」です。薄皮で野菜たっぷりの軽い食感なので、女性でも1回に10個〜15個はペロリと食べられてしまいます。4人家族なら夕食1回で40個〜60個は消費してしまう量です。

「コスパ最強の10パック買い」をして、近所の友人とシェアするもよし、後述する冷凍テクニックでストックするもよし。この圧倒的なコストパフォーマンスを享受するために、送料の壁を乗り越えてみる価値は十分にありますよ。

生餃子の賞味期限は発送日を含めて4日間

生餃子の賞味期限は発送日を含めて4日間
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丸岡の餃子をお取り寄せする際、最も気を付けなければならないのが「消費期限」です。一般的な冷凍餃子とは違い、丸岡は「生餃子」なので、製造日(発送日)を含めてわずか4日間しかありません。

例えば、九州から関東へ送る場合、到着までに2日かかることがあります。そうなると、手元に届いた時点で消費期限は残り2日。「50個入りを買ったけど、あと2日で食べきれるかな?」と不安になる方もいるかもしれません。

受け取りは確実に!
不在で受け取れず再配達になると、その分だけ賞味期限が短くなってしまいます。注文する際は、必ず在宅している日時を指定しましょう。

片栗粉を活用した失敗しない冷凍保存の方法

公式では「品質が変わるため冷凍はおすすめしない」とされていますが、50個を一気に食べきるのは大変ですよね。実は、多くのファンが実践している「品質を落としにくい冷凍保存の裏技」があります。

そのままパックごと冷凍するのはNGです。餃子同士がくっついて一塊になり、焼くときに皮が破れてしまいます。以下の手順を試してみてください。

  1. バットなどにラップを敷き、餃子同士が触れないように並べる。
  2. 餃子全体、特に皮が触れ合う部分に片栗粉をまぶす。(これが重要!)
  3. ラップをかけて冷凍庫へ入れ、急速冷凍する。
  4. 完全に凍ったら、ジップロックなどの保存袋に移して保存する。

片栗粉がポイント
片栗粉をまぶしておくことで、解凍時や焼く時に皮同士がくっつくのを防げます。これなら、食べたい時に食べたい分だけ焼くことができますよ。

熱湯を使うのがコツとなる美味しい焼き方

丸岡の餃子を美味しく焼くためには、一つだけ絶対に守ってほしいルールがあります。それは、「差し水」ではなく「熱湯」を使うことです。

フライパンを熱して餃子を並べた後、通常は水を入れますが、ここで冷水を入れるとフライパンの温度が急激に下がってしまいます。すると、皮がふやけてベチャッとした仕上がりになりがちです。

沸騰したお湯(約100cc)を一気に入れてすぐに蓋をすることで、高温のまま一気に蒸し上げることができます。これが、丸岡特有のあの「パリッ!シャキッ!」とした食感を生み出す秘訣なんです。

ニンニクなしのしょうが入り餃子の特徴

「丸岡の餃子は大好きだけど、あの強烈なニンニクの匂いが…」

そんな悩みを抱える丸岡ファンにとって、救世主とも言える存在があります。それが、スタンダードな「ぎょうざ」と並ぶもう一つの主力商品、「しょうが入りぎょうざ」です。

価格は通常の餃子と全く同じ、50個入り1,550円(税込)。見た目も大きさも瓜二つですが、一口食べた瞬間に広がる世界観は驚くほど異なります。ここでは、あえて「しょうが入り」を選ぶべき理由と、その知られざる魅力について深掘りします。

「平日ど真ん中」でも怖くない!ニンニク完全不使用

この商品の最大にして最強のメリットは、「ニンニクを一切使用していない」という点です。控えめに入っているのではなく、ゼロです。

丸岡の通常の餃子は、美味しい反面、食べた後の匂いもかなりパワフルです。休日の前日なら最高のご馳走ですが、翌日に大事な商談があるビジネスパーソンや、接客業の方、あるいは学校があるお子様にとっては、食べるタイミングを選ぶ「危険な食べ物」でもありました。

しかし、「しょうが入りぎょうざ」ならその心配は無用です。

  • 平日のランチや夕食に:翌日の口臭を気にせず、スタミナ補給ができます。
  • 朝食のメニューに:意外かもしれませんが、ご飯のお供として朝から焼く方も多いです。
  • お弁当のおかずに:冷めても匂いがきつくないので、お弁当箱を開けた時の「餃子テロ」を防げます。

国産生姜の爽快感!キャベツの甘みを引き立てる名脇役

「ニンニクが入っていないと、味が薄くて物足りないんじゃない?」

そう疑っている方にこそ、ぜひ食べていただきたい。決して「ニンニク抜きの味気ない餃子」ではありません。むしろ、ニンニクという強い個性がいない分、素材本来の旨味がダイレクトに感じられる「通好み」の味に仕上がっています。

たっぷりと使用されているのは、香り高い国産の生姜。これが、丸岡特有の「甘みの強いザク切りキャベツ」と抜群の相性を見せます。噛んだ瞬間に生姜の清涼感が鼻に抜け、その後に豚肉の脂と野菜の甘みが追いかけてくる…このバランスは絶妙です。

おすすめの食べ方:酢コショウ
通常のタレでも美味しいですが、しょうが入り餃子は「お酢+たっぷりのコショウ」で食べるのがおすすめです。さっぱりとした味わいが際立ち、生姜の風味がより一層引き立ちます。「何個食べても胃もたれしない!」と、女性や年配の方からの支持率が非常に高いのも納得です。

「ハーフ&ハーフ」で注文するのが通販の正解

通販で注文する際、もし10パック(500個)をまとめ買いするなら、全てをノーマル餃子にする必要はありません。

私のおすすめは、「ぎょうざ5パック + しょうが入り5パック」のハーフ&ハーフ注文です。どちらも同じ50個入り1,550円なので、計算も簡単ですし、送料効率も変わりません。

こうしておけば、休日前夜はガツンと「ニンニク入り」、平日はさっぱり「しょうが入り」といった使い分けが可能です。また、ホットプレートを出して餃子パーティーをする際も、2種類の味があれば飽きずに食べ続けられますし、「私はしょうが派」「僕はニンニク派」といった会話も弾みます。

パッケージの見分け方
届いたパックは見た目がそっくりですが、包装紙やラベルの色で見分けられるようになっています(一般的に、しょうが入りはピンクやオレンジ系のラベルやテープが目印であることが多いです)。冷凍保存する際は、どちらか分からなくならないように、ジップロックにマジックで「生姜」と書いておくことを強くおすすめします!

餃子の丸岡の通販は送料無料でなくとも価値あり

餃子の丸岡の通販は送料無料でなくとも価値あり
通販情報LABO/イメージ画像

今回は、餃子の丸岡の通販事情と送料について詳しく解説してきました。

確かに「送料無料」の壁は高いですが、それは「生」の美味しさを届けるための必要経費とも言えます。スーパーで売っている冷凍餃子とは一線を画す、あのキャベツのシャキシャキ感と薄皮のハーモニーは、送料を払ってでも食べる価値が十分にあると私は思います。

「ふるさと納税」を賢く利用したり、職場でシェアしたり、冷凍テクニックを駆使したりと、工夫次第でお得に楽しむことは可能です。ぜひ、ご家庭で宮崎の本場の味を楽しんでみてくださいね。

記事のポイントをまとめます。

  • 公式通販には購入金額による送料無料の条件が一切存在しない
  • 生餃子の品質と鮮度を守るためにクール便利用が必須となる
  • 北海道や沖縄への送料は商品価格を上回るケースがある
  • 1個口最大量の10パックを共同購入して送料を割り勘するのが賢い
  • Amazonや楽天で販売されている商品は全て非正規の高額転売品である
  • 転売品は配送遅延による消費期限切れや品質劣化のリスクが高い
  • 楽天の検索結果に表示される他店商品は丸岡の餃子ではない
  • 都城市へのふるさと納税なら実質負担2000円で送料込みにできる
  • 制度改正後もふるさと納税の税控除メリットは依然として大きい
  • クレジットカード決済を選べばカード会社のポイントが貯まる
  • 公式通販の代金引換手数料は丸岡側が全額負担してくれる
  • 関西エリアの店舗は全店閉店し現在は九州のみで購入可能である
  • 実店舗で購入する際は売り切れ対策として午前中の来店か予約を行う
  • 1パック50個入りで1個あたり約31円という圧倒的な安さを誇る
  • 消費期限は発送日を含めて4日間しかないため受け取り日時指定が重要
  • 冷凍保存する場合は片栗粉をまぶしてバラ凍結する手順が必要となる
  • 美味しく焼くためには冷水ではなく熱湯を使用して一気に蒸し上げる
  • しょうが入り餃子はニンニク不使用で匂いを気にせず楽しめる

※本記事の情報は執筆時点のものです。送料や店舗情報は変更になる可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

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